心拍計(ハートレートモニター)

1998年にランニングを始めて以来心拍計を愛用しているが、私にとっては必需アイテム。最初は胸にセンサーを装着するPOLARのものを使っていたが、暫くしてSEIKOパルスグラフに替えて現在に至っている。

心拍計を購入したのは、マフェトン理論など有酸素トレーニングの心拍数管理を目的としたものであったが、それ以外にもメリットは多い。
1) 心拍数のターゲットを決めて有酸素トレーニング(最大酸素摂取量アップ)
2) 同じコースでのタイムと平均心拍数を継続的に見ることで、練習の成果が数値的に把握できる
3) レースでの過負荷防止。オーバーペースの防止と危険防止。

自分にとっては3)のオーバーペースと危険の防止の意味合いが最も大きい。ハーフでは180拍、フルでは175拍を上限として設定しており、この心拍数を超えるとスピードを落として調整するようにしている。今までヒヤリとしたことが2度ほどある。死亡事故のあった2002年の京都ハーフでのこと。練習不足、過体重、中盤以降かなり暑くなってきてきつくなってきた。スピードは落ち気味なのにきつく感じる。心拍計を見ると185! 更にスピードを落として心拍数を下げて事なきを得たが、気がつかなければ危険な状態になったかも知れない。心拍計なしで体感だけでは、このような時の対応は難しい。

POLARの良さはリアルタイムで正確な心拍数が測れることと価格が8,000円程度から各種モデルが揃っている点。難点は装着感が悪いこと
http://www.canon-trading.co.jp/finelife/polar/polar-top.html
精度は高いが、寒い朝に安定しにくい点と反応に5−10秒程度の時差がある点が難点。ピッチ計、ラップメモリーなどランナー向けの機能は充実している。価格は38,000と高い。
http://www.seiko-pgt.or.jp/

 

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