パリの蚤の市で偶然に古いテニスラケットを見つけて以来、時々探し回るようになりました。どれもはっきりした年代が分からない代物ですが、触ってみると昔の人が使っていた感触が感じらてきます。蚤の市では1本5000千円から1万円程度で、新品より安いのが気に入っています。
現在探しているのは、テニスの起源となったジュ・ドゥ・ポム (Jeu de paume)のラケットです。一度だけ蚤の市で見たのですが、3万円と高かったので見送ったらその後出物がありません。
Roland Garros観戦旅行、あるいはパリ観光旅行の機会に、蚤の市でアンティックラケットを探すのも楽しいのではないでしょうか。
私のコレクションでは一番古そうなラケット。ガットは殆ど切れかかっている。年代は1900年前後か?古式テニスのJeu de paumeのラケットではないか、との説もあるが、少し新しすぎるように思われる。 | 蚤の市の骨董屋のおやじによると、1920年代のラケット。あの四銃士が使ったラケットかもしれない。ブランドはChampion。ラケットの根元が扇形になっているのが20年代の特徴とか。ガットの中央から2本目のの縦糸は途中で二本に分かれている。コンディッションも良く使用可能で、ボヨヨ〜ンと打球感も心地よい。 |
これも1920年代とか。ブランドはVictory。何とこの時代にも長ラケがあったようで、27.5インチと0.5インチ長いラケット。かろうじて使用かのうであるが、強打すると切れそうでこわい。 | コーチのPierreから戴いたもの。1930年代後半とか。オシャレなデザインがユニーク。 |
1950年代のラケット。グリップはこの時代でも八角の木がむき出しのまま。 | この頃になって漸くグリップに皮が巻かれるようになったようです。 |
これもコーチのPierreからの戴きもの。ご存知コナーズで有名なウィルソンのスチール製ラケットで80年代初頭。四銃士のラコステ(ワニのマークでも有名)が発明して、ウィルソンにライセンスしたとの事。 |
ラケットコレクションに興味のある方へのリンク
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また、ロンドンでアンティックラケットが手に入る店をご存知の方はいませんか?