彼女の試合日の朝には凱旋門まで必勝祈願に走るのは当然ですが、私には三種の神器 として大切にしている三つの直筆サインがあります。
朝起きると、まずサインの入った四つ切りの写真に挨拶します。
そして会社に出かけるとき忘れてならないのが、パスポートに書いてもらった携帯用サイン。これは重宝しています。仕事でフランス人に言い負かされそうになった時(ほんとうに口のうまい連中だ)、一呼吸おいて胸ポケットからパスポートを出して、彼女のサインを見ます。すると力が湧いてくるのです。
これならテニスの試合でも効果がある筈と思い、パスポートを胸に試合をしてみました。ところが、なんと大事なサインに汗の染みを着けてしまいました(当たり前や)。それ以来試合中のサイン携帯は断念しています。そのせいで、対外試合2勝5敗。^_^;
最後に、仕事で疲れた私を待っていてくれるのが、書斎(などという大袈裟なものではないが)の額に入れたサインで、95年Roland Garrosの準々決勝当日のプログラムに書いてもらった勝利サインです。
そして、仕事とプライベートで使っている愛機の壁紙も当然彼女の写真です。
テニスでも手本としたいのですが、ライジングはとてもできません。でも、彼女のコンパクトなテイクバックを手本とするようにしてから、フォアのストロークが安定するようになりました。
こんな訳で一日中お世話になっている伊達公子さんです。