パリ・ベルシー・スポーツ・パレスの満員の観客は全員がエドバーグを応援です。ステファンコール、エドバーグ・チャチャチャ、と切れ目無く応援が続きます。応援の波がウェーブとなって何度も何度も回ります。
しかし、試合はエンクビストが終始押し気味に進めます。鋭いリターンとパッシングでエドバーグを苦しめます。それでも前へ前へと進むエドバーグ。苦しみながらも第2セットはタイブレークまで持ち込みます。6-5で最初にセットポイントを取って、会場は興奮のるつぼです。しかし、しかし....、無情にも3ポイント連取されて試合終了。
私にとって目の前で見るエドバーグの試合はこれが最後でしょう。Roland Garros、US Open、そしてParis Openと最後の年に素晴らしい試合を見せてもらいました。十分に記憶に刻み込む事ができました。
エドバーグ最後の試合は来週のストックホルムでのATP最終戦の後、11月29日からのデビスカップ決勝対フランス戦です。