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THE CHAMPIONSHIPS 2024

今年のウィンブルドンは雨が異常に多い年で、これほど降った年はなかったのではないだろうか。前半から中盤にかけては毎日相当時間の雨が降り、屋外コートでの試合は消化できずに翌日、翌々日に持ち越されることが多かった。センターコート、No.1コートの屋根のありがたさを思い知ったが、一方で閉じられた屋根の下での写真撮影では明るさ不足のため動きを止めることができず良い写真は難しかった。総入場者数はまだ発表されていないが、1週目が終わった時点の報道では前年比4%減少とあった。雨による影響であるが、これだけの雨でも多くの観客が訪れたことに驚く。

今大会は、ナダルが全仏会場でのオリンピックに備えて欠場し、引退試合をすると見られていたマレーがシングルスで棄権するなど残念であった。女子は大坂が2回戦、シフィオンテクが3回戦、ガウフが4回戦で敗れるという波乱で、優勝はまったく想像もしていなかったクライチコバ。男子ではシナーが体調不良でQFで敗れたが、決勝は順当にアルカラス対ジョコビッチで、アルカラスの圧勝に終わった。世代交代を強く感じた。

今年もテントで
12泊して、1回戦から準々決勝までセンターコートで3日、No.1コートで3日間観戦することができた。ウィンブルドンの行列の伝統に感謝。しかし、一方でイギリスのハイパーインフレと円安の影響ですべてが恐ろしく高くなっている。2016年比でチケット代を比較してみると、円貨では2.5倍もの価格になっている。日本だけが取り残されているように感じる。

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