Rakuten Japan Open 2015
準々決勝から決勝まで3日間観戦した。錦織は全米1回戦で負けた相手のペールに準決勝で敗れた。好調時の躍動感と思い切りのよい攻撃的なショットが見られない。会場のため息が本人のフラストレーションを増幅するようで、見ていても辛い。スランプから早く抜け出して欲しい。

優勝したバブリンカはさすが。伝家の宝刀、バックハンドの切れ味は素晴らしい。ラケットがボールをヒットする瞬間をシャッターで捕らえるのは、通常はそれほど難しくはないのだが、バブリンカのバックハンドの場合は非常に難しかった。何とかボールを捕らえられるようになったのは三日目の決勝戦。

7年ぶりのジャパンオープン観戦であったが、観戦マナーの劣化に驚いた。ラリーの途中でどよめいたり、錦織戦ではペールのダブルフォルトに拍手するなど以前のジャパンオープンでは経験しなかったことばかり。錦織人気でテニス観戦に馴染のない観客が増えたからと思われるが、マナーを知らない観客の問題と言うよりマナーを教えない日本テニス協会に問題があるように思う。