HP Open 2013暫くの間女子テニスを観ることが少なかったので、今回若い選手の試合を観られて面白かった。ブシャール、キーズ、ベンチッチは十代の選手だが、皆ベースラインから一歩も下がらず強打を打ち続ける。痛快なショットの連続で楽しませてくれるが、リスクも大きく崩れ出すと案外もろい。彼女たちが、このプレースタイルでどんな状況でも安定したショットを打てるようになれたら、きっと頂点にたどり着けるのだろう。 90年代に活躍した懐かしいプレーヤーにも会えた。リサ・レイモンドはダブルス専門になったが、まだ現役だ。ナタリー・トージアは98年のウィンブルドン準優勝者(優勝はヤナ・ノボトナ)だが、ブシャールのコーチになっていた。トージアやノボトナは、当時でも少なくなりつつあったサーブ&ボレーの名手であったが、愛弟子のブシャールは一度も見せてくれなかった。 |