HP Open 2013
4年振りのHPオープンは、予選を含めて全期間通った。と言っても、観戦したのは2日のみで、選手のお世話をするプレーヤーズ・デスク担当のボランティアとして参加した。練習や試合の前後で選手と触れる機会が多いが、選手の意外な側面や試合後の悲喜こもごもなどに触れられて興味深い反面、知らなければ良かったと思うこともある。

暫くの間女子テニスを観ることが少なかったので、今回若い選手の試合を観られて面白かった。ブシャール、キーズ、ベンチッチは十代の選手だが、皆ベースラインから一歩も下がらず強打を打ち続ける。痛快なショットの連続で楽しませてくれるが、リスクも大きく崩れ出すと案外もろい。彼女たちが、このプレースタイルでどんな状況でも安定したショットを打てるようになれたら、きっと頂点にたどり着けるのだろう。

90年代に活躍した懐かしいプレーヤーにも会えた。リサ・レイモンドはダブルス専門になったが、まだ現役だ。ナタリー・トージアは98年のウィンブルドン準優勝者(優勝はヤナ・ノボトナ)だが、ブシャールのコーチになっていた。トージアやノボトナは、当時でも少なくなりつつあったサーブ&ボレーの名手であったが、愛弟子のブシャールは一度も見せてくれなかった。

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