Davis Cup 2009
日本 vs. 中国
  
中国チームは選手3名と監督だけで、応援も控えの呉選手ひとりの淋しさ。大阪には中国人のテニスファンはいないのだろうか。

2009年デビスカップ、アジア・オセアニアゾーン2回戦。中国代表チームはなんとも淋しい構成。ベストチームを組んだ竹内日本チーム監督が「相手はベストチームではないが・・・・」と事前にコメントした通り、No.1シングルスのの曾少眩がATP583位、No.2の張択がATP873位。対する日本は、添田豪106位、錦織圭93位。 竹内監督の言うように二線級選手を送ってきたのかと思ったが、ATPのサイトで調べると中国選手の最高ランキングが529位で曾少眩とそれほど変わらない。18歳の張択は次代のホープの位置づけのようだ。中国の女子テニスは、北京オリンピックに向けて強化し、鄭潔を初め3選手がWTA100位以内に入る成功をしているが、中国の男子テニスの位置づけは厳しようだ。

日本チームは1セットも落とさず一気に3勝して勝敗を決めた。試合自体の興味は事前のがっかり情報で削がれてしまったが、初日のシングルス2戦は中国選手も意外と善戦して面白かった。特に錦織と対戦した18歳の張択は、強烈なサーブと鋭い切り返しが素晴らしい選手で将来が楽しみ。

第1日/3月6日(金) シングルス
[シングルス第1試合]○添田 豪 VS 曾 少眩 6-2,7-6(4),6-3
[シングルス第2試合]○錦織 圭 VS 張 択  6-4,7-5,6-2

第2日/3月7日(土)ダブルス1試合
[ダブルス]○岩渕 聡/鈴木貴男 VS 曾 少眩/張 択 6-2,6-3,6-2

オリジナル写真を当分の間こちらに掲載します: http://www.imagegateway.net/a?i=LCIhbYS1qr

○添田豪VS曾少眩 6-2,7-6(4),6-3 第2セットで曾のサーブが決まりだし、緊迫した展開に。しかし、添田はまったくブレークを許さず安定性抜群。

○錦織圭VS張択 6-4,7-5,6-2 右ひじの怪我からの復調がもうひとつ錦織は序盤で波に乗れないが、ここはと言うところは流石。第3セットには余裕も出てエアーケイを何度も見せて楽しませてくれた。張択は、錦織から2度のブレークを奪う善戦で、ビッグサーブと錦織の速いボールの切り返しでのウィナーが見応えがあった。

○岩渕聡/鈴木貴男VS曾少眩/張択 6-2,6-3,6-2 岩淵・鈴木のダブルスペアは安心して見ていられる展開。中国チームは、シングルスと同じメンバー。胸がすくような反面、あっけなさが残る。

今回の会場は、なみはやドームのサブアリーナ。狭くて写真が撮りにくく、明るさも写真には1段分足りない。次回はメインアリーナを会場にして欲しいところ。


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