Sir Andy Murray

Big 4のひとり、アンディ・マレーが引退した。2024年、パリ・オリンピックのダブルス準々決勝が最後の試合となった。引退試合はシングルスへの出場に拘ったが、ウィンブルドンもオリンピックも直前の棄権となった。

マレーの観戦記録を辿ってみると、節目、節目の大会でのマレーを観ている。2006年サン・ノゼでのATP初優勝は19歳。2012年のウィンブルドン、この年はフェデラーに敗れて涙の準優勝。同年のロンドン・オリンピックではフェデラーを破っての金メダル。決勝戦を観戦して感激した。2013年のウィンブルドンで念願の初優勝をしたが、QFでフルセットの死闘となったベルダスコ戦を観戦した。2度目のウィンブルドン優勝の2016年は、QFでツォンガとのフルセットマッチを観戦できた。

マレーのテニスには派手さはないが、サーブ・リターンが素晴らしく、振られたボールを必死に追って走りながらのカウンターが強烈な印象に残っている。また、ポイントを取るたびに自陣にガッツポーズを見せ、常にそこにはキムの姿があった。終盤は怪我に泣かされたが、家族や陣営のサポートがあってここまで続けてこられたのだろう。お疲れ様でした。