THE CHAMPIONSHIPS 2025
フェデラーが引退し、引き続いてマリー、ナダルが引退した。私もこれが潮時と考えて、ウィンブルドン通いを引退しようかと思っていたが、全仏でのアルカラスとシナーの異次元の闘いをテレビで観て気が変わった。二人の闘い振りを観てみたいと強く思うようになった。
シナー、アルカラスは期待通りで、終盤に近付くにつれて彼らのプレイ・レベルも上がり、期待通りの決勝となった。どのようなスポーツでも前の世代を超える選手が現れてくる。ビッグ4は、しばらくの間は新しい世代が超えることはなく、彼らを超える選手は現れないのかと思っていたが、ついにシナーとアルカラスがビッグ4のレベルを超えてしまった。フェデラーとナダルのように競い合うライバルの存在が大きい。シナー、アルカラスのライバル関係だけでなく、ドレイパーやフォンセカなどがその一角に入ってくるとテニスの新時代が盛り上がってくる。
例年は、並んでチケットの買える準々決勝まで観戦して帰国し、準決勝と決勝はテレビでの観戦だった。今年も同じ計画であったが、今年のリセール・チケットの販売方式が変わって、自分にも準決勝、決勝のリセール・チケットの入手チャンスがあると考えて急遽予定を変更した。リセール・チケットは、誰かが会場を出た後に売り出すチケットなので、準決勝や決勝では試合終了前にごくわずかしか出ない。
従来のリセール・チケットの入手は、西宮神社の福男競争と同じように数百人が約300mを一斉に走って順番を争う競争だった。怪我人が出ることもあって、主催者は走る距離も短くするようにしてきたが、最後の競争場面は変えることができなかった。今年は、行列に並んで当日券を購入した後の50m競争に変わった。一斉スタートではなく、10カ所ほどある売場でチケットを買ってからのスタートなのでテントで10番以内に入っていれば、走るのが遅くとも20位以内くらいには入れる可能性があると考えた。
実際にやってみると、準決勝ではテントで8番が59番、決勝ではテントで15番が64番。走る速さとともにスマホへの入力の速さも大きく影響する。幸い相棒のKさんが、準決勝で1番(福男!)、決勝で18番。二人分のチケットが入手でき、準決勝では第1試合の後半から、決勝では第3セット終盤から観戦することができた。自分の順位では、準決勝は2試合目の中盤以降、決勝では試合終了前に入れず終いであった。古希を越えた私には無謀なチャレンジであったが、Kさんが夢をかなえてくれた。深々感謝。最高の「冥途の土産」となった。
Day 6
Gentlemen's Singles 3rd Round
Italy Jannik Sinner [1] vs. Spain Pedro Martinez 6-1, 6-3, 6-1
Ladies' Singles 3rd Round
Poland Iga Swiatek [8] vs. United States Danielle
Collins 6-2, 6-3
Gentlemen's Singles 3rd Round
Serbia Novak Djokovic [6] vs. Serbia Miomir Kecmanovic
6-3, 6-0, 6-4
Day 9
Ladies' Singles Quarter-finals Aryna Sabalenka [1] vs. Germany Laura
Siegemund 4-6, 6-2, 6-4
Gentlemen's Singles Quarter-finals Spain Carlos Alcaraz [2] vs. United Kingdom Cameron Norrie 6-2, 6-3,
6-3
Day 10
Ladies' Singles Quarter-finals Poland Iga Swiatek [8]
vs. Liudmila Samsonova [19] 6-2, 7-5
Gentlemen's Singles Quarter-finals Italy Jannik Sinner
[1] vs. United States Ben Shelton [10] 7-6(7-2), 6-4, 6-4
Day 12
Gentlemen's Singles Semi-finals Spain Carlos Alcaraz [2] vs. United States
Taylor Fritz [5] 6-4, 5-7, 6-3, 7-6(8-6)
Day 14
Gentlemen's Singles final Jannik Sinner vs. Carlos Alcaraz 4-6, 6-4, 6-4, 6-4
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