<
THE CHAMPIONSHIPS 2022

今年のウィンブルドンは特別なことばかりだった。コロナ禍で3年ぶりの行列再開ではあったが、フェデラー不在、ロシア選手除外、ランキングポイントの不付与などネガティブな話題が多かった。

しかし、ウィンブルドンはウィンブルドン。総入場者数は過去最高の515,164人。ミッドサンデーを試合日としたことが奏功しているが、それを差し引いてもそれほど落ちてはいない。顕著な違いは、テントでの宿泊行列の少なさで、通常2泊を必要としていたセンターコートのチケットが、1泊で入手可能だったこと。これはフェデラーの不在によるところが大きい。

フェデラーと男子トップ2の不在をナダルとキリオスが補ってくれた。ナダル対フリッツの準々決勝は見応えがあった。腹筋に怪我をしてまともなサーブが打てず、家族が棄権を望む中、最後まで戦い抜いて勝利したのは奇跡的であった。永く記憶に残る試合だ。

  •      

おもしろテニスクラブに戻る