今年のUS Openの最大の話題は、フェデラーの3連覇やシャラポワの優勝ではなく、アガシの引退興行と言える。アガシの最終試合となったベッカー戦は、2万5千席あるアーサー・アッシュスタジアムのチケットが売り切れで残念ながら観戦する事ができなかった。
ルイアームストロングスタジアムのナルバンディアン対サフィン戦。隣のコートの進行が気になる観客が多く、チェンジコートで「アガシのスコアボードを見せろ!」の大合唱。漸くスコアボードが表示されると試合は終盤。そしてベッカーのマッチポイントの表示。そこで主審が「タイム」。 会場はブーイングの嵐。スコアボードを見つめていると隣のアーサーアッシュからは悲鳴とも聞こえるどよめきが。スコアボードは無常にも第4セット7-5でゲームエンド。大きなため息とともに、「アンドレ、アンドレ」のコールが湧き上がり数分間続く。その間、サフィンとナルバンディナンはベースライン上に立ったまま待ち続けるしかなかった。

アガシの引退とともに、ナブラチロワの2度目の引退、浅越の引退が表明された。ナブラチロワは、ボブ・ブライアンと組んだミックスダブルスで優勝して有終の美を飾ったが、49歳とは思えない動きが素晴らしい。SAPオープンでのマッケンローのダブルスでの復活優勝に並ぶ快挙。アガシにも40を過ぎてからダブルスで復活して欲しい。そして、三度目の復帰はないと断言するナブラチロワには、60を過ぎてからアマチュアのスーパーシニアで復活して欲しい。

M. Navratilova/B. Bryan vs. C. Morariuミックスダブルスの1回戦でブライアン兄弟が分かれて対戦。ルイ・アームストロングスタジアムは満員。

オリジナル写真は暫くの間こちらで公開します: http://www.imagegateway.net/a?i=p7InaXyCLq

ベスト8で終わったが、ダイナミックなフォームが素晴らしい。PDFスライドショーは自動で動かなければ手動スクロールを。 Wesley Moodie正統派ネットプレーヤー N. Davydenko 小気味の好い動きが身上 G. Gaudio
Maria Kirilenko 美人専科の私が今回は珍しく女子プレーヤーの試合を殆ど見ていないが、人気のKierilenkoは見逃せない。 A。Mauresmo ノーシードのSantangeloに苦戦。何とか勝って小躍りする姿が意外と可愛い。

D. Nanlbandian M. SafinNalbandianとの接戦を制して、復活を期待させる。 Tomas Berdych


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