Roland Garros 2010



土埃の舞う北アフリカアルジェリアの高速道路工事現場から5日間の休暇を得て来たパリは、爽やかな初夏で木々がみずみずしい。ベール姿の女性たちの国とは大きく違い、公園で日光浴を楽しむ人たちが何と開放的に見えることか。6年振りのローラン・ギャロスだ。全仏には独特の雰囲気がある。何より華やかさと開放的な雰囲気だ。随所に美人が配置されていて、すぐ手に届きそうな誤解を与えてくれるのが嬉しい。フランステニス協会(FFT)の美人戦略についての論文を書いたのは14年前だ。当時はあまりに美人すぎる美人が目立ったが、それもこなれてきたようだ。ちょっと振り向くと何気なく美人がいるといった具合だ。美人線審の伝統も守られているのも嬉しい限りだ。美人(美男子)線審探しはローランギャロスならではの楽しみのひとつだ。

今回は日曜日の初日から3日間1回戦を観ることにした。5人の日本選手の試合が確実に観られるのと、それほど混んでいないのでチケットも入手しやすいと思ったのだが、大変な人出でダフ屋相場の暴騰に泣かされることになった(チケット事情については後述)。二日目の月曜日が降臨祭(パントコット)の祝日で連休になったこともあり、初日・二日の人出が特に多かったが、三日目も満員に近かったのには驚いた。

オリジナル画像は暫くの間こちらに掲示します: http://www.imagegateway.net/p?p=EHuduJz3JyS

2010年5月23日第1日
昨年の覇者KZNETSOVAが
3回戦で消える。今年の全仏
は大波乱だ。
SOEDERLINGのテニスは展
開が早い。決勝では強打で
攻めたが、通常はトップスピン
強打強打で攻めまくるREZAI
は面白い。成功率が高けれ
ば無敵かも。
TSONGAはらしさがなく苦
戦。会場の応援で、ピンチ
を脱出。4回戦で敗退。
BRANDSは善戦したが、あと一歩。

2010年5月24日第2日
奈良は4時間半越える予選決勝をものしての本戦。
奈良、土井ともに相手との身長差20cmがいかんともしがたい
怪我から復活した錦織。フルセットだったが後半は安心して観られる展開。2回戦
ではDJOKOVICに歯が立たなかったが、怪我の影響はなさそうだ。
ウィンブルドンでのナダル戦が楽しみ。

2010年5月25日第3日
PIRONKOVA HENINは素晴らしい。ネットプレーも多く、多彩なプレーで楽しませて
くれる。でも、昔の激しさが消えて楽しそうなのはどうか。4回戦で、
STOSURに敗退。  ダウンロードしてPDF全画面で。
VERDASCO期待外れで4回戦
止まり。
SAFINAは自分に苛立ち
自滅。

こんな展開になるとは予想もできなかった。終盤は伊達の右足が動かず殆ど走れない状態になったが、サフィーナはそれ以上に疲れきって
いたようだ。サフィーナは「自分のペースが掴めず、疲れてしまった」とコメントしたが、変化のあるショットで相手のペースを乱した伊達の勝利。
この場にいられたことに感動。翌日の新聞、テレビ、ラジオでは、「ほとんど40歳の伊達が・・・」の枕詞で称賛の嵐。


完全復活したNADALには敵なし。歌舞伎の千両役者が
大見えを切っているように見える。
ジュニアトップのMINO。
NADALに善戦
M. SHARAPOVA  PERVAK

美人線審の伝統を守る二人。「フォーーート」のコールも凛としていて、聞き惚れる。
「ローラン・ギャロスはいいなぁ」と感じる時だ。



チケットの入手方法
今年のチケット入手では大変な目に遭った。当日券の販売がなくなったこともあってダフ屋価格が暴騰した。ダフ屋締め出しの方針が、逆にダフ屋の被害者を増やしている結果になっている。やはりダフ屋頼りの人もおり、ある程度は黙認すべきなのではないだろうか。警察はその方針のようで、遠巻きにしているだけでダフ屋の取り締まりはしていない。

チケット購入がネットで購入できるようになったのは良いが、1回しか買えないのは問題だ。それも普通の人は読まない一般条件にしか書かれていないのも問題だ。 ダフ屋対策として公式のチケット交換所ができたのは良い。売り手は不要になったチケットを元値で売り、買い手は交換所に15%の手数料を払って買う仕組みだ。席の位置を確認しながら買えるのも良い。Eチケットだが、確認手続きなどもあって二日後以降のものしか買えないのと、交換市場にそれほど出回っていないのが課題だ。

ネット購入: 初日の豪華昼食付きパッケージ 500ユーロ 洒落たパナマ帽子をもらったり気分は良かったが、ちょっと高すぎ。Eチケットの場合は、パスポートなどで氏名チェックが行われる。他人の名義で買うと使えなくなるので要注意。時間があれば通常チケットを送ってもらうこともできる。

交換市場: 三日目のPhilippe Chatrier下段67ユーロを79ユーロで。Eチケットなのでパスポートなどで氏名チェックが行われる。 買得だったが、伊達とナダルがSuzanne Lenglenになったため、高額ダフ屋からからも買うはめに。

ダフ屋: 二日目その他コート100ユーロ!三日目Suzanne Lenglen中段350ユーロ!!。仏テニス協会は、「個人売買のチケットは無効であり入口の氏名チェックで撥ねられる」と説明しているが、実際には氏名チェックまではされていない。

Roland Garrosのチケット販売の方式は、当日販売やダフ屋対策も含めてまだ過渡期にあるように思える。できるだけ早めに、観戦日すべてのチケットをまとめてネット購入するのがお勧めだ。

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