日野とし子さんが、弟さん河野泰明氏の遺作である百人一首かるたを制作されました。かるた用の原稿は完成していたものの、河野泰明氏は実際のかるた制作を実現する前に他界されました。日野さんの書かれた作者紹介です: 「河野泰明(こうの やすあき) 税務事務所での仕事の傍ら、百人一首の舞台となった土地へ旅をし、季節、時間等々、句に相応しい背景を求めて歩くが、天候や光の具合はままならず、15年という歳月を要した。また手紙を撮るにあたり、伝統的な漉き方で作った最高級の天具帖という和紙を京都の専門店から手に入れ、名のある書家の方に一筆お願いしたり、と、あくまでも本物を写す事にこだわり続けた。独自のかるたを作りたいという想いを実現する前に、2014年9月26日、50歳の誕生日を祝った数時間後に永眠。」 河野泰明氏の写真には、百首の歌に歌われた情景が見事に表現されています。かるたの印刷は、かるた作りの老舗である京都大石天狗堂にお願いしました。日野さんは、海外の方にも楽しんで欲しいと考えて、取札の写真の裏には古い英訳をご自身で手直しされた英文を記載しています。読札は大石天狗堂のものを使い、裏はローマ字表記で読めるようになっています。競技用の市販品と同じ仕様で、実際のかるた競技にも使って頂ける本格的な造りです。 非売品で数量は限定されていますが、ご希望の方には\2,800(送料除く)で譲って頂けます。ご希望の方は日野とし子さん、または英までメールでご連絡下さい。 問い合わせ先:
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百人一首写真集 かるたに引き続いて写真集が完成しました。 |
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A5横長版で、見開きで2首鑑賞できます。写真集は河野泰明氏が計画していたものではありませんが、歌と写真をじっくりと鑑賞していただくために作りました。かるたでは写真鑑賞には少し小さ過ぎ、読札と別れ別れになっているのも都合よくありません。また、かるたでは大石天狗堂の読札を使いましたが、写真集では河野泰明氏ご自身が作られた読札にしました。読み手のイラストはありませんが、歌を詠んで写真を鑑賞するには最適の組み合わせとなっています。英訳(日野とし子さん訳)も掲載していますので、海外の方にも楽しんでいただけます。 |
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